宣布会柔進館 大東流合気柔術、無限神刀流居合術、無限流柔術
山本一刀齋角義直門 宣布会柔進館














 柔進館関東支部の春季定期講習会が無事終了しました。
 柔術と居合術の更なる上達を目指した重要なポイントを、改めて確認することができました。今後、益々実りある稽古、研究が出来ますことを祈って居ります。また、今まで大変熱心に稽古を積まれてきた皆さんの変わらぬ熱意に敬意を表する次第です。

 さて、人は其々「生まれ持った才能」「能力」「天性の資質」「遺伝性の特性・能力」等々、簡単には変えられない“その人に備わっている力”というものがあります。私達が技術を習得していく上で大切なことは、誰も変えることが出来ない原理原則を守りながら、正しい法則の基、個々の力を生かしていくということです。
 様々な条件や環境によって変わる、動きの本質を見極めながら各自が稽古、研究し自分自身に最も合うものを作り上げ、身に付けなければなりません。

 皆さんは将来、後進の指導に当たる時が来ると思います。また、自分自身の壁に当たり伸び悩む時があるはずです。その時に思い出して欲しい事を次に記しておきます。

 誰でもそうですが、初めて何かをした時の動きがとても重要だということです。初めての動きはその後の基準や参考になります。
 当然、初めての動きは無意識でぎこちなく、技術も不十分で下手なものです。がしかし、その後、幾多のプロセスを経て到達する姿は、どのように表現したらよいのでしょうか。
 それは“最も合理的で無駄の無い、初めての動き”となります。
 本来備えていた動きこそ総ての源があるといっても過言ではありません。

 何かに取り組むとき、まず上手な人の動きを真似ることをしますが、それによって自分の本来の動きが変わる為、必ず不自然な動きが起こります。そして、訓練を重ねてそこそこ玄人のように見えるまで上達したとしましょう。しかし、その動きは不十分で、まだ本来の自分の動きにはなっていません。さらに稽古し極みに入ったとき、その時にこそ原理原則に則った自分自身を正しく自由に生かせる自然な動きになっているのです。
 稽古し極みに入る為には、常に自分自身の動きを客観的に見ていなければなりません。一度身に付いたかのように思える技術も、いつか総てが行き詰まり壁に当たり解からなくなります。しかし、それからが大切です。
 諦めずに努力し続けることで改めて獲得できる技術こそ本来の技であり、その人に身についた技となります。

 決して“特別ではない我”自分自身から離れず、また、見失うことなくこの道を歩み、術に達して戴きたいと祈っております。
 最後になりますが、例えば茶道の「点テヨ茶ヲ、様ナキマデニ」とでも云いましょうか…。




当サイトの写真・記事・ロゴ等について、柔進館本部の許可なく転載・利用することを禁止いたします。
Copyright(C) 宣布会柔進館 All Rights Reserved.
※フォントサイズ「中」推奨